株式会社ジュエリー工房Orefice

難しい商材のピント合わせが、一瞬でできるようになりました。

ご導入前の課題

外注カメラマンにモデル撮影からジュエリーのディテール撮影全てを任せていたのですが、照明が日々変わり、写真の仕上がりが均一ではありませんでした。
撮影の工数を減らす意味でも最低限の枚数だけを用意していたため、お客様の求めるカットがないことも多かったです。そのため、お客様からのイメージ違いのお声や返品も。
リソースとリードタイムの都合上、モデルカットの掲載数も減らさなければならず、商品発売まで1週間くらいでサンプルが届くケースも多くあるため、撮影~アップロードまでタイムラグがあることなどが課題としてありました。

ご導入の決め手

数年前から自動撮影機については、知っていたのですが、コンパクトなタイプなど機材のラインナップが増えたこともあり、一度見てみたいと思ったのが始まりです。
商品画像の切り抜きの完成度が高く、360度ビューの実装を見据え、素人でも簡単に撮影・編集等ができるようになることが決め手の一つです。また、自動撮影システムは光の出方が一定でクオリティの均一化が図れるため、物撮りに特化させ、インスタグラム用などのビジュアル重視の写真やモデル撮影などは、カメラマンにお任せをするという、コンテンツ制作を住み分けする運用に切り替えたかったため、導入に踏み切りました。

ご導入後の効果・成果

ジュエリー工房Orefice様撮影 ジュエリーの商品画像
ジュエリー工房Orefice様撮影 ジュエリーの商品画像2

撮影から編集、アップロードまですべて一人で行える環境が整い、撮影・編集のリードタイムが10分の1以下に削減できたため、モデルカットの掲載へ注力できるようになりました。
商品画像のサムネイルを360度ビューアニメーションへの置き換えが成功し、顧客体験が向上し、クレーム・問い合わせが格段に減少しています。
また、自社サイトと楽天サイトの売上比率が今までは楽天の方が1.5倍程売り上げは高かったのですが、現在は自社サイトが楽天の1.5倍~2倍程売り上げている状況です。
地金の高騰により、大幅値上げしたにも関わらず、売上高は伸びている要因の一つとして自動撮影システムの活用による、コンテンツの充実が挙げられます。

貴社ならではの活用方法

サムネイル画像を360度ビューに置き換えました。メイン画像を360度ビューの画像から抜き出して編集加工し、反射加工や色相変更も行っていますし、照明ボックスとしても活用しています。
テンプレート数は4つ設定し、商品の色味によって変更しながら色補正まで行っています。1日あたり、12商品×12カット撮影、さらにアニメーション撮影も行っています。
また、撮影・編集・アップロードまでは1時間ほどで可能になりましたので、現在、撮影は2軸で展開しています。
機材では物撮り・アニメーション・動画撮影とし、カメラマンにはイメージカット・モデル撮影をお願いしつつ、現在は動画撮影にも挑戦しています。

機材を使用するうえでの今後の展望や期待

実際に手に取ったような顧客体験をより強化し、舗で出来ることをネットでも再現できるようにしていきたいです。具体的には動画の展開とライブコマースですね、即座に撮影できるようになったため、WEB接客時に写真をその場で撮影し、要望に応えていきたいと思っています。
また、商品を重ねて使ったらどうなる?などの質問を受け付けた際に即時対応して、購買行動に紐づけていきたいです。
最近は海外のお客様も増えていらっしゃっていて、映像コンテンツが充実していれば、言葉はわからなくても見ていただけるので購入に繋げていきたいですね。
それに伴い徐々に海外の方向けに多言語対応を進め、事業のスケールアップを目指します。