今回インタビューにご協力いただいたのは、業者様向け真珠用ジュエリーの総合卸メーカーである秋山製作所様。2020年にALPHASHOT MICROをご導入いただき、ご使用いただいております。代表取締役の秋山様からお話をお伺いいたしました。
ご導入にあたっての経緯
今まで行っていた卸事業に加えてEC事業を始めようという動きがあった中で、ECサイト上に掲載用のクオリティが高い商品画像の撮影が最もネックでした。導入前は卸の資料に使う写真にはスマホやタブレットを使用して撮影していました。スタッフたちは一眼レフカメラでの撮影に苦手意識を持っていたためです。私(秋山様)は趣味でカメラをやっておりましたがこだわりも強かったので、撮影に時間がかかってしまう点も懸念点でした。そんな時、とある同業種の会社様がALPHASHOT MICROを使用していることを知り、調べていく中で良い機材だという印象を抱き問い合わせをし、導入に至りました。
MICROをご使用されての1日の撮影枚数、1商品あたりの撮影時間
新商品の3~5種類のサンプル画像を撮影する場合、合計10分~15分で完了します。時期柄オンライン展示会が増えており、そこで使う画像は点数が多くなるので1日~2日かけてまとめて撮影してました。以前撮ったデータのストックを流用できたり、セッションごとに画像が分かれているので、今までと比べるとデータ管理の利便性が高いですね。
撮影した写真はどのようにご使用されていますか?
導入当初の用途としてはEC用の商品画像撮影がメインと考えていました。しかしカメラの専門知識を教えなくても他のスタッフが機材を簡単に使えることが分かったため、現在は社内システムやデザイン帳、商品資料のための画像として使っています。※インタビュー中、以前の社内システムの画面をお見せいただきました。以前はデザイナーが商品を作るときに絵を描いており、それをスキャナーで取り込んだものを社内システムとして使っていました。ただし絵だと伝わりづらいことも多く、導入以降は絵の写真からALPHASHOT MICROで撮影した写真に切り替えました。静止画はもちろんですが、動画も使っています。平置きに比べ、トルソーにつけて360°回転の動画を撮影して見せることで着用感、立体感を伝えられるのが利点です。会社のInstagramやTwitterに商品ページ用の写真を掲載していますし、アイデア次第で今後も色んな使い方ができると思っています。
カメラの経験が無いスタッフ様がご使用されての反応は?
スタッフにとってはカメラを持つこと自体のハードルが高い中で、ソフトウェア上でマウスをクリックするだけで撮れることがとても気軽だと好評です。また四方八方からライティングを照らしてくれるので、導入前と比べて写真のクオリティが以前と全く違います。詳細にライティング調整をしたほうが良い写真を撮れるのは間違いないですが、ある程度の調整で綺麗な写真が撮れることに驚いています。
コロナに関して。EC事業の立ち上げはコロナの影響ですか?
元々コロナ前からEC事業を始める計画もあり、準備はしていました。ECにシフトするというよりは、何かあった時のために販売チャネルを増やしていきたいという思いが強かったです。コロナによって卸の事業が少なくなり新事業にかける時間が増えたことで、その計画を前倒しするに至りました。まだECサイトは事業の柱とはなっておらず、現在は国外向けのオンライン展示会に関わることが多いです。その際にALPHASHOT MICROで撮影した画像を使用したのですが、海外のバイヤーから「写真が良すぎて嘘っぽい」と言われることもありましたね。
フォトオートメーションを使われての今後の展望について
卸商売は対面の展示会がないと売り上げが立たない事業でしたので、今後は非対面ビジネスを確立していきます。そのためのビジネス周知のために幅広く活用していきたいです。写真撮影にあたってECサイトを参考にさせていただいている会社様もいらっしゃり、ゆくゆくはECサイト上に360°ビュー画像や動画を掲載したいですね。夢はいっぱいありますよ。
OVスタッフより
単純に商品撮影だけにとどまらず、社内のデータベースやSNSへの発信のためのコンテンツ作成まで幅広くご活用いただいている秋山製作所様。カメラに苦手意識をお持ちだったスタッフの皆様が、現在は気軽に、そして簡単に撮影いただけているという変化が印象に残っています。「今後オンラインビジネスを強化していくことが必須の時代となる中で、ORBITVUの機材を活用していきたい」というお言葉が非常に嬉しい限りでした。インタビューの締めには、ソフトウェアの更なるアップグレード期待してます!と貴重なご意見もいただきました。