ご導入前の課題はどのようなものでしたか
8年前から自社で撮影を始めました。
撮影は他業務と兼務の者が2名、編集は加工~アップロードを4名(専属)で行っておりました。繁忙期になると1000~2000程の新商品が大量に入荷するため、スピード感を持って、データベースに画像を上げたかったのですが、撮影業務と通常業務を兼任しているため1日400カットが限界でした。
一度に商品が到着するため、撮影だけでのべ日数20日は必要であり、さらに編集作業を済ませるとなると、アップロードまでに最大で発売から半年も時間がかかっていたことも。
それにより、営業活動にも多少なりとも影響が出ていました。
人を増やそうにも地域柄、カメラや編集技術、知識などを持った方を確保するのが難しいため、悩んでいた事に加え、他社との差別化を図る為にリッチコンテンツを作成したいが、通常の撮影で手一杯になり、構想で終わってしまっていたことが挙げられます。
ご導入の決め手はなんでしたか
知識のない方でも撮影に携われるようになり、現状の5倍程のスピード感を持って撮影ができる試算ができました。
また、今まで使っていた残りの期間はコンテンツのリッチ化へ割けるようになる構想が描けたのと、コスト面でも見込んでいるスピードを維持できれば、1年半で投資回収ができるのではないかと考えています。
ご導入後の効果・成果はどうでしたか
以前は撮影開始からアップロードまで最低3日だったものが、導入後は数時間後にはアップロードまで行えるようになりました。
今では6灯ある照明の組み換えや再撮影がソフト上で制御ができ、データの確認もすぐに明確にできるようになったことと、細かい照明の設定が容易にでき、多岐にわたる商品に細かく対応ができるようになりました。カメラ技術、知識を要さないため、新たに撮影専任部隊を新たに設けることで、他業務と兼任で担当していた者が撮影業務の担当から外れ、通常業務に専念できる予定が立てられています。
機材の活用方法をお聞かせください
商品の正面、パッケージの正面、メインの画像をテンプレートで指定をして、
効率よくシステマティックに撮影をしております。自立が難しいものは、トップカメラも併用して、撮影をする流れです。
機材を使用する上での今後の展望や期待について
第一フェーズ撮影兼任ではなく専任で撮影を行い、コンテンツをいつでも撮れる(更新できる)環境を整えていきたいです。
そのためには、撮影スピードを上げていき、商品納品後1ヶ月以内で入荷したすべての商品の撮影を終えられるよう、機材の運用フローを確立し、軌道に乗せていきます。
当社EC事業部は商品データベースの構築も担っているため、販売開始から短いスパンで行うことで、開発後すぐにサンプルをデータ化できるなど、全国にいる多数の営業への提案データが整えられるようになります。
コンテンツが充実することで、提案の質が上がり、1.5倍の売上アップを見据えている弊社にとって、プラスの要素になることは間違いないです。
時代の流れもあり、360度ビューや動画などを取り入れることや使用イメージが伝わるリッチコンテンツの打出しに注力をしていくことがマストだと考えています。
それには業務効率化が必要不可欠であるため、フォトオートメーションに期待しています。