株式会社ハーモニープロダクツ

ECのみならず、 社内外のニーズに合わせた画像の作成が可能に。

貴社について教えてください

百貨店の売り場やセレクトショップ、自社ショップ、ECモールなどに婦人靴屋バッグを展開しています。婦人靴の百貨店販売がメインでしたが、時代の流れとともにWEBでの販売での割合が大きくなってきており、それに伴いWEB事業の強化を進めています。ちょうど10年前くらいからWEBでの販売を専門に、本格的に進めていく事業部が作られました。

WEBへのビジネス展開で苦労する部分を教えてください

ハーモニープロダクツ様撮影 商品画像1
ハーモニープロダクツ様撮影 商品画像3

商品の型数がもともと多い商材なので、画像を準備して、商品登録し、データ化するというところです。これまでになかった作業が一気に増えました。
というのも、百貨店の場合は婦人靴売り場に自社の社員が数名おり、彼女たちの作業に依存する部分が多くありました。ところがWEBの場合は、自社で商品の違いを言葉にして、画像とともに提案していかなければならない市場、そういうビジネスモデルだと感じています。逆にWEBの強い部分かなとも思います。

フォトオートメーション、Orbitvu製品を初めて見たときの印象を教えてください

自分たちが時間をかけてやってきたことが、数秒~数十秒で完了してデータ化されていくというところに、そこにいたスタッフ3名、全員が動けないくらいびっくりしました。
そして、何とかこれを自社のサービスに組み込むことはできないかなぁと思いました。

具体的に、どんなところに驚かれましたか?

ハーモニープロダクツ様 ご利用環境

大きく分けると2つ衝撃を受けました。一つ目は、今までは人が動いて、角度を合わせながら時間かけて撮影していたものを、完全にPCがカメラや照明を制御した状態で、ワンクリックで同じ条件で撮影していくスピード感です。

もう一つは、撮影したデータを各モールの規定された寸法にトリミングした状態で保存ができるところ。いままで時間をかけていた部分が、機材を使うことによって特に短縮される部分になると思うと、すごく衝撃的でした。

ECの場合、商品画像はどのくらい枚数が必要だとお考えでしょうか?

これまでのWEB展開の経験から、写真はたくさんあった方が良いと思っています。ただ、必要以上にある必要はないですが、8枚くらいを準備すれば、お客様が知りたい情報が納められると考え、基本8枚をベースに画像作成を進めています。

Photo Automation導入前は、撮影にどのくらいの時間がかかっていましたか?

ハーモニープロダクツ様撮影 商品画像2
ハーモニープロダクツ様撮影 商品画像4

1日で、10色~15色ぐらい撮れたらいい方でした。しかし、撮影専門のスタッフを用意しているわけではないので、WEBの担当している事務スタッフやその他のスタッフが、日にちを分けて丸1日かけて、その場にある商品をひたすら撮影していました。撮影後に失敗に気付いた時には撮り直しがあり、さらには画像の雰囲気が変わってしまうという問題がありました。

商品を見せる立場としては、納得のいく写真というのはなかなか難しかったというのが正直なところです。やはりスピード感が重要なので、商品画像のアップロードまでに時間がかかってしまうのはもどかしく、時間がもったいないという風に思っていました。

Photo Automation導入後には、どのような変化が起きましたか?

1アイテムごとに撮影する枚数は増えたのに、時間はかなり短くなっているため、作業自体そのものの短縮がされました。
ほかの仕事を進めながら撮影もできる環境に変わってきているので、撮影をするから他の業務が止まるということがなくなりました。導入前にここまでの想像はしていませんでした。

Photo Automation導入により、今後何が変わると思いますか?

撮影スタイルに慣れていくにつれて、枚数も増えて、時間の余裕ができました。
撮影できるカラー(バリエーション)が、現段階で導入前の倍近くまで増えているので、今後さらにスピード化がはかれるかなと思っています。
また、詳細撮影だけでなく、靴の雰囲気が画面から出るような写真を撮ったり、やはり靴の場合は着用の写真がお客様にささるので、そういう写真も今後フォトオートメーションで作成していきたいなと思っています。

Photo Automation導入により、EC自体にも変化はありましたか?

今までは出店モールに撮影も依頼することもありました。そのため、商品画像を自社では持っておらず、なかなか予約販売も進められませんでした。
今は商品が倉庫に届く前に商品画像がすべて準備できていますので、実際に店頭より早くお客様に画像を見ていただいて、予約を受けることができるようになりました。
お客様の反応もいいですし、今後は今までやりきれなかったことも、やっていきたいというように考えています。

今のビジネス展開の中で、Photo Automationは期待に応えられていますか?

ハーモニープロダクツ様 撮影風景

ここまでいろいろ利用できるとは思っていなかったぐらいです。
いろいろ使っていくうちに、「これもこうやればうまく利用できるんじゃないか」と、今はWEB事業部だけですが、今後は百貨店事業、直販店舗事業、その他専門店様の事業部でも、このフォトオートメーションでできた画像を中心にシステムを組んでいくことが可能になるな、と思っています。
さらに、自社のシステムの中の画像も、フォトオートメーションで撮影した画像にしておりますので、社員全員が同じ画像や詳細情報を見て色々な判断ができるようになりました。
商品の企画、仕入れ、本社の事務、すべての人間がその画像を見られて使えるようにしています。

社内での期待値に変化はありましたか?

様々な事業部の人間から要望があり、要望に応えて準備していくとすごく簡単に、みんなが使える画像を一度の撮影で準備することができました。今はもうそれが普通の流れになっています。

今後の抱負等ありましたら、お聞かせください。

今後、オービットブイユージャパンが開催しているセミナーなどで勉強していきながら、フォトオートメーションの持っている能力を精一杯、目一杯使えるようにしていきたいなと思っています。

2019 年 2月 インタビュー
本文中の企業名、役職、数値情報等は、インタビュー当時のものです。