撮影で決める!売れる商品画像の作り方(雑貨編)

撮影で決める!売れる商品画像の作り方(雑貨編)

インテリアに欠かせない雑貨。楽天市場などのECサイトでは、国内の雑貨から輸入品のおしゃれな雑貨まで、幅広い商品がラインアップされています。
一口に雑貨といっても、用途や部屋の雰囲気によって選ぶ商品も大きく異なるもの。ECサイトで雑貨を販売する際には、利用シーンを具体的に提案したり、商品の細かな部分まで特徴をとらえた写真を撮影することが欠かせません。
そこで今回は、雑貨の商品撮影のポイントをいくつか具体的にご紹介していきます。ECサイトへの出品を検討している人は参考にしてみてください。

 

雑貨商品を単体で撮影する

まずは商品そのものの特徴が伝わるように単体で撮影します。雑貨の中にはデザインに凝ったものも多く、細かな部分までこだわりが詰まっています。
商品全体はもちろん、あらゆる角度から商品を撮影することによって、その魅力を余すことなく伝えることができます。

複数の角度から撮影

複数の角度からカメラで撮影

雑貨というジャンルの商品は、個人の好みやセンスによって選ばれることが多い特性があります。そのため、商品のデザインやサイズ感、色合いなどはできるだけ正確に伝えなければなりません。
商品を撮影する角度によっては全く違った印象になるケースも多いため、正面だけではなく、さまざまな角度から撮影する必要があります。
また、斜めの角度から撮影することによって立体的なイメージを想起させることにもつながり、商品のサイズ感をリアルに伝えることができます。

商品の裏側まで撮影

雑貨を撮影する際に忘れがちなのが、商品の裏側の写真です。
例えば、雑貨の定番商品であるキーホルダーの場合、利用シーンによっては必ずしも商品の正面が見えているとは限りません。バッグなどのアクセサリーとして使用した際には、キーホルダーの裏面が見えていることも多いもの。そのような用途を前提に商品を探しているユーザーにとって、商品の表面だけの写真だけでは購入の決め手になり得ません。
表面と似たようなデザインであったとしても、裏面の写真も必ず取り入れるようにしましょう。

細かなディテールまで伝わるように

デザインにこだわった雑貨の中には、小さな部分まで細かな加工が施されているものも少なくありません。極小サイズの文字が刻印されていたり、キャラクターの独特な表情が再現されていたり、細部までディテールにこだわった商品があります。
商品の良さを伝えるためには、細かな部分こそ丁寧に撮影することが重要です。写真を撮影する人にとっては重要ではないと感じていても、最終的に商品を選ぶのは写真を見るユーザーです。

利用シーンに応じて撮影する

商品そのものの写真以外にも、利用シーンをイメージした写真も重要なポイントです。雑貨というジャンルは幅広い用途の商品が存在するため、商品単体だけの写真では何に使うための商品なのかが伝わらないケースもあります。
どのようなポイントに注意して撮影する必要があるのか、具体的に例を挙げていきましょう。

雑貨を撮影している様子

インテリアの中に取り入れる

インテリア雑貨のように、実用性よりもデザインを重視した商品の場合はインテリアの中に取り入れることで利用シーンがイメージしやすくなります。
ユーザーによって部屋の雰囲気は違うため、どのようなテイストのインテリアに合っているのかが具体的に見えてくるのも大きなポイント。可能であれば複数の違ったテイストのインテリアに取り入れた写真を撮影することで、より多くのユーザーが興味を持つようになります。

利用している姿を写す

キッチン用の雑貨や車用の雑貨、キーホルダーなど、あらかじめ実用的な用途が決っている商品もあります。
特にキッチン用雑貨などのお役立ち系の雑貨の場合、一見すると何のために使うものなのかが分からないケースも多いです。実際に利用している姿を撮影することで、視覚的に利用価値をアピールすることにつながります。
また、キーホルダーなどの装飾系雑貨の場合、バッグやカギに装着した状態で撮影することで、サイズ感やデザインのマッチングがリアルに表現できます。

主役を引き立てる

商品をインテリアに取り入れたり、人物や他のものと一緒に撮影したりする場合は、あくまでも商品が主役であるということを忘れてはいけません。
部屋のインテリアやサブアイテムが特徴的すぎると、商品以外の部分に気を取られてしまいます。商品の引き立て役は目立ちすぎないように配慮することが重要です。

雑貨商品撮影のための使えるテクニック

ここからは商品を撮影するための技術的なテクニックについてご紹介します。商品選びの決め手となる写真は、できるだけ綺麗に撮影することで購買意欲アップにつながります。今回ご紹介するのは写真撮影の基礎ともいえるテクニックですが、これらを意識するだけでも大幅に写真のクオリティは向上します。

レンズ

マクロ撮影

商品そのもののサイズが小さかったり、細かなディテールを撮影したりする場合はマクロ撮影が有効です。
マクロ撮影とは「接写」ともよばれますが、接近した距離でピントを合わせるためには必須の技術。多くのデジタルカメラにはマクロ撮影モードが搭載されており、これを活用することでカメラに詳しくない人であっても簡単にマクロ撮影が可能です。

背景色を考える

最後のポイントとしてご紹介するのが、商品の背景についてです。例えば、真っ黒な背景に白色の商品があると、どこか不気味な雰囲気を感じてしまうユーザーも少なくありません。
白色の商品であれば、淡い色のグレーやアイボリーなどがおすすめです。白色の背景色は商品を引き立てるうえで最適なのですが、同じ白色の商品を撮影する際には商品と同化しないように影などを意識して撮影すると良いです。
商品単体で撮影する際には、必ず背景に無地の色を採用することで商品を引き立てることができます。また、色違いで複数の商品を撮影する際には、必ず背景色は単一の色で統一したほうが良いです。商品画像を一覧で表示させた際に、複数の背景色があると全体的に統一感がなく、見づらいと感じてしまいます。

まとめ

一口に雑貨といってもさまざまな商品があります。商品の特性に応じた写真撮影をマスターすることで、ECサイトでの売上にも大きく貢献することが可能になるはずです。
今回ご紹介した内容は商品撮影の基本的な部分ですが、カメラに詳しくない人であっても簡単にマスターできる内容ばかりです。さまざまな商品を撮影していくにつれて、それぞれに合った撮影方法が見えてきます。
売れる商品画像作りの第一歩として、今回の内容をぜひ参考にしてみてください。